【ミリマスSS】矢吹可奈のダイエット失敗銀行
可奈がダイエットに失敗して銀行になる話です。
読めば分かります。読んでも分からないかもしれません。
ねじれのあるフェティシズムを表現できていればいいのですが。
以下本文……
「可奈……あなた、またお菓子を食べてたのね」
「うぅ……ごめんね志保ちゃん……どうしても我慢できなくって……」
「ダイエット手伝ってって言ったのはあなたの方なのに……私との約束を破ってまでプチシューが食べたかったの?」
「ごめんなさい〜……」
「今日はもう許さないわ。それなりのお仕置きを受けてもらうから、覚悟しなさい」
「えぇっ!?そんなの聞いてないよ!?」
「今初めて言ったんだもの。さぁ、後ろを向いて……」
「うへぇ……志保ちゃんのお仕置き、怖いよ〜」
(ぴろっ)
「うひゃあ! な、何してるの志保ちゃん!?」
「ワンピースをめくってるのよ。……可奈のお尻、ぷりっとしてて、とっても可愛いわね……」
「やめて……見ないでよ……」
「これもお仕置きの一環なの。手をどかしなさい」
「うぅ……」
「ダイエットをサボってぷにぷにになればなるほど、恥ずかしさが増していくのよ。
ほら、こんなピチピチのレギンス穿いてるから、なおさらお尻が強調されて……」
「あんっ……もう、そんな優しく撫でるのは反則だよ〜」
「……」(さわさわ)
「志保ちゃんってば! 恥ずかしいったら〜!」
「うふふ、ごめんなさい。でももう少しだけ、お仕置きを続けるわね」
「えぇ〜もういいでしょ? 許してよぉ〜」
「だーめ。今度はこれよ」
「うひゃあ! なに? なに入れたの?」
「レギンスの中に小銭を入れたのよ」
「な、なんでそんなことを……」
「今度から、約束を破ってお菓子を食べるたび、あなたのレギンスに小銭を預けることにするわ。あなたが約束を破った分だけ、あなたの身体は重くなっていくのよ」
「うぅ……なんて寓意的なお仕置き……私以外の誰にも理解されないよ〜」
「あなたにさえ理解されれば、私はそれでいいのよ」
「え? 何か言った?」
「別に。今日はもう少し入れておきましょうか。よっと」
「ひぇっ! ちょっと志保ちゃん、それはさすがに……」
「え? 何かしら」
「だって今の……そのぉ……パンツの……中、だし……」
「あっ……」
「……」
「な、何よその目は! 入っちゃったもんはしょうがないでしょ! えいっ!」
(ちゃりん)
「うひゃあ! なんでわざわざもう一回やるの!?」
「う、うるさいわね! お仕置きなんだからいいでしょ!」
「はぁ……ひんやりして気持ち悪い……お願い、もうやめて……」
「……分かったわ。でも、約束はちゃんと守りなさいよ?」
「大丈夫だよ! こんな屈辱を味わうくらいなら、お菓子なんて絶対に食べないもん!」
……
しかしその後、可奈はたびたびお菓子に手を出し、その都度パンツの中に貯金されてしまう。
志保はことあるごとに可奈のパンツからお金を下ろしては、お釣りをまたパンツに預けるようになっていった。
数日後……
「可奈。私、レッスン前に飲み物買わなくちゃ。自販機行ってくるから、お金ちょうだい」
「わ、分かったよ……うぅ……さすがにレッスン室でパンツに手を突っ込むのは気が引けるなぁ……」
(ちゃりちゃり)
「はい。私にもミネラルウォーター買ってきて」
「分かったわ。じゃあ行ってくるから」
「ば、バレてないよね……一応みんなには秘密にしてるけど……」
「……ありさ、気になります!
最近志保ちゃんが可奈ちゃんにお金を預けているらしいんです!
でも可奈ちゃんは、お財布をレッスン室に持ってきていないみたいだったし……
レッスンに集中するためにも、今のうちに、突撃取材を敢行します!!」
「可奈ちゃーん!」
(ビクゥッ!)
「あ、ご、ごめんなさい! そんなにビックリされるとは……」
(た、大変……! 亜利沙さんにバレたら、事務所中に広まっちゃうよ~)
「可奈ちゃん、ありさ、ちょっと気になってることがありまして……訊いちゃってもいいですか?」
「えっ!? えーっとー、なんでしょー……?」
「可奈ちゃんは志保ちゃんからお金を預かってるみたいですけど、一体全体どうしてそんなことに……?」
「それは、ダイエットに……い、いや! 私、お金のことにはとっても厳しいからかな〜って、おも、思います〜」
「へっ? そうだったんですか! それで信頼してもらってるわけですね! 全然知りませんでした……メモメモっと……
それでは次の質問です! 可奈ちゃんはレッスン室にお財布を持って来てないみたいでしたけど、どこにお金をしまってるんですか?」
「そ、それは……ぽ、ポケットに入れてるんですよ〜! あはは……」
「えー? じゃあ、ちょっとジャンプしてみてもらっていいですか?」
「なんでそんなカツアゲみたいなことを……はい」(ちゃりんちゃりん)
「おー……結構入ってるみたいですね。なんでお財布に入れないのか、理由はあるんですか?」
「え? うっ、う〜ん、そうだなぁ……やっぱりお金って大切なものだし、じかに肌身離さず持ってるのが一番だと思うからです!」
「ほえぇぇ……可奈ちゃんは、お金に対してはシビアな感性の持ち主だったんですね! またひとつ、勉強になりました!」
「シビアっていうか、その……あっ! そろそろレッスン開始の時間に……!」
「あっ、いけない! ついつい夢中になっちゃいました! ありさ、記録用カメラの準備をしてきますー!」
「……ふぅ、なんとかバレずに済んだかな……?」
「ちょっと、可奈」
「あっ、おかえり志保ちゃん。どうしたの?」
「いいからちょっとこっち」(ドアから手招き)
「……?」
廊下にて……
「何この大量の小銭は……」
「実は自販機が壊れちゃって……」
「お釣りにこれだけ吐き出したの?」
「そうなのよ。可奈のパンツに入るかしら?」
「いえぇっ!? この量はさすがに無理だよ! だいたい、自販機が壊れたら、管理してるところに連絡しないとだめなんだよ!?」
「可奈……一生のお願いよ。私、家族にプレゼントを買いたいの。食事にも連れて行って、好きなものを食べさせてあげたい……!」
「そんな方法で手に入れたお金でプレゼントを買っても、きっと家族は喜ばないと思うよ!」
「ふ〜ん……」
「な……なに? その目は……?」
「それが、人の預けたお金を勝手に使って、お菓子を買ってた人間の口から出る言葉かしら……?」
「うぐぅっ……あれはつい、出来心で……」
「可奈、お願いよ。このレッスンの間だけパンツに入れておいてもらえれば、すぐに私が回収するわ。出来るわよね……?」
レッスン室に戻って……
「前後左右にビデオカメラを設置! いざという時のために薄型カメラをポケットに!
ムフフ ♪ ……ありさカメラはスタンバイOK! 今日のレッスンも、アイドルちゃんたちの真剣な表情を……!」
「そうじゃないですよね? 亜利沙さん」
「ああっ!? 志保ちゃん……!?」
「ビデオ撮影をお願いしているのは、レッスンの反省と内容の改善のためです。映像を勝手に私物化しないでください」
「でっ、でもっ! 手間賃としてそのくらいはもらってもいいと思うんですケド!」
「はぁ……分かりました。プロデューサーさんは前のお仕事が遅れているみたいだし、私たちだけで先に始めましょう」
「分かりました、って……それってOKってことですよね!? さすが志保ちゃん! 優しさが身に染みます〜!」
「ちょっと、いちいち騒がないでください……もう時間、過ぎてますから」
「ムフフ ♪ ……ありさ、いつも以上に張り切ってレッスンしちゃいますよ〜!
ほらほら、可奈ちゃんも、そんな入り口の方に立ってないで、一緒に準備運動しましょー!」
「は、はいぃ……」
(うぅ……パンツがたぷたぷして気持ち悪い……これでダンスなんて踊れるのかな……?)
(ジー……●REC)×4
(しかもビデオカメラが置いてある……動いてるよね? あれ……)
(ちょっと! 可奈のもじもじウォーキング、めちゃくちゃ可愛いじゃない! 何よあれ! いじめたくなっちゃう! なんとか我慢しないと……!)
「それじゃあ、今日のレッスンリーダー、ありさに続いてくださいね!
まずは屈伸から! はいっ、いち、にっ、さん、しっ、」
「あっ……や、やばいかも……」
(かっ……可奈がお尻を押さえて困り顔に……想像していた以上にエロい!)
……
「それじゃあ次は、腰を下ろしてストレッチです!
先に志保ちゃんと可奈ちゃんが脚を伸ばしてください! ありさがふたりをギュギューッと押しちゃいますよー!」
(うわっ……ちょっと汗かいちゃってる上に、直接小銭に座ってるから貼り付いてくるよ……ちょっとそこはやめて欲しいな……)もじもじ
(あっ! 今、金ポジ(パンツの中のお金のポジション)を整えたわね! カメラを意識してそれとなく……だけど大胆に! 恥じらいの表情が劣情をそそるわ!)
……
「それじゃあ早速、身体を動かしましょうか! いつものように、練習曲に合わせて、大きく動いていきましょう!」
(やっぱりダメかもしれない……できる限りはやるけど、トイレとかに行って一回小銭を出さないと……!)
「1・2・3・4、回って、シュピッ、タンタンタン、」
(ちゃりん)
「?」
(あっ! 100円玉が落っこっちゃった!)
「可奈ちゃん、ポケットに穴が開いているみたいですよ?」(ひょい)
「そ、そうみたいですね……あはは……」
「ん?」
「え?」
「ムフフ ♪ ……なんだかこの100円玉、あったかいかも……?」
「ちょ、ちょっと亜利沙さん!?」
「これが可奈ちゃんの体温であったまったんだと思うと……ちょっといけないキモチに……ムフフ…… ♪」
「やめて、返してくださ……」
(ちゃりん……ちゃりちゃり……)
「あっ♡ あっ♡ だっ、だめっ……♡」
「可奈!?」
「可奈ちゃん?」
(ジャラジャラジャラジャラ!!)
「い、いやぁ〜♡♡ 止まんないよぉ〜♡♡」
「えっ!? えぇっ!!?? 可奈ちゃんのズボンの裾から、大ッ量の小銭がこぼれ出してますよーっ!!」
「いやぁーっ♡♡ 見ないでッ♡ ダメーッ♡♡♡」
「すごい! まるでおもらしみたいです!!
ミリオンゴッド! ジャックポット! ありさ、ハチャメチャにテンション上がってきました〜!
秘技! 右手にビデオ左手にカメラ!
今度は可奈ちゃんのおもらしを浴びながらの股下煽りカット!
うっひょー! 生温かい小銭が身体を叩いて……! キモチーーーー!!
可奈ちゃん、目線ください! その恥じらいと困惑の視線を、ありさに注いでください〜!」
「ふんっ!」(ドゴォ)
「ウッ……」
「逝ったわね」
「し、志保ちゃん……」
「ごめんなさいね、可奈。あなたに少し無理をさせてしまったみたい」
「うぅ……本当、ひどいよ志保ちゃん……」
「まさかこんなに早くバブルが崩壊するなんて……誰にも予想できなかったのよ」
「いつにも増して何を言ってるのか分からないよ……」
「もうこうなった以上はみんなにバレるのも時間の問題ね。前後左右から録画もされてるし」
「そ、そそそれは、データを消せばなかったことになるし……亜利沙さんの記憶も今ので消えたし……」
「ダメよそんなの。カメラのデータは私が回収して永久に保存するわ」
「えぇっ!? ちょっと志保ちゃん!?」
「それから……今、せっかく2人きりだから……」
「……2人きりだから……?」
「可奈のおもらしを、もう一回、見せて欲しいの!」(グイッ)
「し、志保ちゃんの変態ーっ!!」
おしまい☆ミ