歩のハンバーガービキニ

ミリマスPの妄想日記・SSなど

肩書と二次創作について考える

 

プロデュースってなに

 

 すげー昔の記事を読んだら「歩担当です」とはっきり書いてあって鼻水が出た。担当、とか担当プロデューサー、という肩書は私には合わないので看板を外しておく。私の立ち位置はファンに近いし、ゲームやCDに登場する「プロデューサー」は私ではないし、私を投影することもできない。

 

 こじつけな気もするが、SSを書くことはプロデュース活動だと言っていいだろう。シアターの日常、的なSSであれば別だが、私が書くものの内で「こういう設定の映画とかドラマに765プロのアイドルが出ました」みたいな気持ちで書いているものがある。それに関してはオファーを出して、私の脚本通りに動いてもらっているという意味で、プロデュースっぽい。もちろん、今気づいたことだが、それは脚本家や映像の監督に近い立ち位置だ。彼らはアイドルを配役するにあたってプロデューサーに話を持ちかける側だから、765プロの人間ですらない。

 

 二次創作だから、喋り方とか振る舞い方とかは、ある程度は勉強して、寄せる。でもゲームの中でドラマや演劇に出るアイドルたちは、当然役になりきっているので、「口調や呼称が違う」も何もない。ドラマCDでも、ビジュアルや声が無かったらオリジナルみたいなもんになるテーマだってある。二次創作というのは不思議なものだ。

 

 二次創作界隈にいると、「それアイマスでやる意味 / 必要ある?」という指摘が出る時がある。私の場合、SSを考えるときには、そもそもアイドルキャラクターが動くことを想定しているので、「アイマスでなかったら取り掛かることすらない」。そういう意味では、アイマスは私の中ですごく大きな意味のあるコンテンツだ。

 

 二次創作とプロデュースについてまたひとつ思いついたことがある。プロデュースはアイドルキャラクターのいいところをアピールする、プロモーション的な面がある。二次創作はプロモーションがなくてもいい。と言っても、二次創作に登場する以上は、そのキャラクターの特性や活躍、キャラクター間の関係性なんかが題材に選ばれやすいから、自動的にプロデュースに含まれるような気もする。

 

 正直、「ミリシタでアイドルをプロデュース!」というのも、よく分かっていない。仕事を取ってくるとか、舞台袖からステージを見守るとか、そういうのが「ミリシタにおけるプロデュース」ではないことは明らかだ。フィクションなので当たり前だが、現実のプロデューサーとは違い、アイドルと話をしたり、劇場で歌い踊るアイドルを見たりするのが「ミリシタにおけるプロデュース」であるように見受けられる。

 

 そんだったら、台本形式でプロデューサーとアイドルにバカ話をさせるのもプロデュースになるだろう。ということは、実は私はプロデューサーだったということになる。なんということだ! 「こまけぇことはいいんだよ」とか「みんなまとめてアイドルマスター」とか言い出す前に結論に達してしまった。

 

担当ってなに

 

 もともとのお題としては、この記事の冒頭で「担当」の概念が挙げられていた。周年イベントなどでは、どれだけ自身の健康を無碍にしたかを争う酷悪なポイント制度において、上位に立ったプレイヤーが「何番目以下は『担当』じゃない!」などと叫びながら枯れ草に火を放つのが風物詩となっている。たぶんもう燃える草も残ってない。

 

 「担当」は、私の中では、グリマスを始めた時からずっと謎の概念だった。グリマスでは、ホーム画面に配置するユニットとして三人を選ぶことができた。私は五十人(50人)全員ちゃんとプロフィールを読んで、ボイスも聴いて、環とこのみさんと可奈?(美奈子だったかな?)が最初のユニットだった。最古のスクショが2017年の1月、しかもホーム画面じゃないのであやふや。ユニット名はミリャーレ八王子。

 

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 昴が千鶴さんを「セレブ」と呼んだから撮ったと思われる、私のスマホに残る最古のスクショ。

 

 当時は「なんか面白いことを起こしそうな子達だ!」という印象で選んだ覚えがある。私のアイマスへの入り口が、アカギという麻雀アニメとアニマスを混ぜたニコニコのMADだったので、「アイマスっていうのは、面白いことをする時にパートナーになってくれるんだ!」みたいなよく分からん感想を持っていた。当時のニコニコでは「春香さんは歌下手」みたいないじり方をされていたので、歌が下手という設定の可奈を信号機のセンターだと思い込んでいた。

 

 周年ボイスだったか、何かのカードだったか忘れたが、歩が、プロデューサーが帰るのを待ってて一緒に帰るみたいな話があった。そのときに、「見た目も派手で活発な子なのに、こんないじらしいところがあるんだ!」と思って好きになってしまった(LOVEじゃなくてLIKEね)。

 

 ミリシタになってから、育さんの大人なところ、一生懸命なところに心を打たれ、好きになった。育さんの方が自分の好みに合っているというか、『話の通じる頭の回転が速い子ども?』みたいな概念が割と好き、好感が持てるって感じ。小学校にボランティアで宿題見に行ってた時があるんだけど、その時も3年生4年生に一番好感が持てた。

 

 でもやっぱり、自分は選択肢や可能性を狭めることをすごい苦手としているので、「この子だけ集中して育てる!」とかっていうのが元来苦手だった。誰でも同じように、好きでいようみたいなところがあった。実際、ミリマスのアイドルたちはみんな良いところがあって、それぞれ好きなところがあった。

 

 箱推しみたいな概念もあるので、それで「ミリマスP」って名乗っていたけど、あんまりしっくりこないね。やっぱり担当っていないと思う。だからなかなか難しい。でも、みんな好きだなぁって気持ちは嘘じゃないと思う。

 

 

 

おわりに

 

 まとまりのない話だけど、最後にこれだけ。

 

 ミリオンライブ10周年おめでとう!

 

 そして、ありがとうミリオンライブ。ありがとうドラマシアター。